預貯金,相続
(画像=takeuchi masato/PIXTA)

個人の死亡時には、保有していた財産は相続財産に移行し、相続人間の相続対象財産となります。相続財産には、Ⓐ性質上分割できるため一般的に分割して給付する可分債権、Ⓑ性質上分割できないため相続人の間での協議を経て分割の対象となる不可分債権、があります。

〝争続〞とも呼ばれるほど相続時の揉めごとは多く、民事訴訟に至る事案も膨大です。従来の司法判断では、「金融機関の預貯金は可分債権のため、相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割される」とされてきました(最判・平16・4・20ほか)。