50代後半のお客様・退職金の手続きに来たお客様・経営者に分けて、どんな声かけをすると年金アドバイスにつながるのか見ていく。

50代後半のお客様への声かけ①

声かけ1 いつから年金を受け取る予定かご存知でしょうか?

働く高齢者に限らずお客様にとっては、年金を「いつから」「いくらくらいもらえるか」は、特に関心がある2点だ。

特に50代後半のお客様にはこの声かけを行いたい。40代以下のお客様は「将来は、年金の受給開始年齢が70歳になっているのではないか」と考えている人が多いが、50代後半のお客様なら、今の制度が自分にも適用されると考えている人が多い。

そしてすでに「ねんきん定期便」を受け取っているので、年金見込額や受給開始年齢をある程度把握しているだろう。

したがって、この声かけに対しては「両親が60歳からもらったと言っていたから、私も60歳からもらえるんですよね」といった返答はほぼなく、「私たちは65歳にならないともらえない」「65歳になる前にもらえると聞いたことがある」といった反応が予想される。

受給開始年齢を把握しているか確認

ここでもしお客様が誤解していたら、正しい受給開始年齢を教えてあげるとよい。

例えば、女性のお客様から「65歳にならないともらえないんでしょう」と言われたら、厚生年金の加入期間が1年以上あれば、昭和37年4月2日〜昭和39年4月1日生まれの方は63歳、昭和39年4月2日〜昭和41年4月1日生まれの方は64歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえることを伝えよう。

一方で男性は今後、かなりの割合で65歳からの支給となるので「65歳になる前にもらえると聞いたことがある」という答えが返ってきたら、「男性は基本的に、65歳からでないと年金が支給されません。以前は60歳からもらえたのですが、5年間、後ろ倒しになりました。そのことについて、どうお考えですか」などとつなげよう。

お客様から「そろそろ60歳を超えてからのことも考えなければならない年齢になってきたので、不安は大きいね」などと言われたら、次の声かけ2に展開するとよい。

POINT

受給開始年齢の話題を呼び水に将来への不安や働き方を聞こう

50代後半のお客様への声かけ②