クレジットカードには、限られた人しか持てない特別なカードがある。そのようなカードは、ハイステータスカードとも呼ばれている。

この記事では、ハイステータスカードのメリット・デメリット、おすすめのカードなどを詳しく解説する。

クレジットカードのステータスとは何か

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(画像=PIXTA)

クレジットカードには「ステータス」というものがあり、「カードに対して与えられる社会的な評価」や「カードのランク」といった意味で使われている。

一般的に、以下の順でクレジットカードのステータスは高くなる。

● 一般カード
● ゴールドカード
● プラチナカード
● ブラックカード

ステータスが高いカードほど、審査は厳しくなる傾向だ。つまりカード会社が社会的な信頼性や支払い能力が高いと評価した人物だけが、ハイステータスカードを所持できる。

クレジットカードがハイステータスであるメリット

高いステータスのクレジットカードを持つことで、さまざまなメリットがある。

● 社会的身分の証明となる
● 海外での信用度が高い
● 利用可能枠が大きい

社会的身分の証明となる

ステータスが高くなるほどカードの審査が厳しくなる傾向なので、ハイステータスカードは社会的身分の証明になる。カード会社から「社会的に信用性が高い」、「支払い能力が高い」と判断された人物だと捉えられるからだ。

海外での信用度が高い

海外では、所有するクレジットカードによって「支払い能力の高さ」や「経済的な信頼性の高さ」が判断されるという傾向がある。つまりハイステータスカードを持っていれば、信用できる人物と判断され、待遇もそれなりによくなることがある。

利用可能枠が大きい

ハイステータスカードは利用可能枠が大きいというメリットがある。カードにはよっては制限がない。支払能力があると判断されているからで、カード保持者は限度額をあまり気にすることなくショッピングを楽しめる。

ハイステータスなクレジットカードの特徴

一般カードなどとは違い、高いステータスを持つクレジットカードにはいくつかの特徴がある。

● 入会方法に招待制がある
● 付帯保険やサービスが充実している
● 年会費が高額

入会方法に招待制がある

ハイステータスカードには、自分から申し込めないカードも存在する。カード会社からインビテーション(招待状)を受け取った人でないと申し込めない招待制のカードだ。

ハイステータスカードの最高峰であるブラックカードは基本的に招待制なので、ワンランク下のプラチナカードなどを利用して実績を積み、インビテーションを待つのが一般的である。

付帯保険やサービスが充実している

ハイステータスカードには、付帯保険やサービスなどが充実しているという特徴がある。

保険については、国内・海外旅行損害保険やショッピング保険が付いているカードが多い。航空機遅延保険などが付いているものもある。

付帯保険には、自動付帯と利用付帯があるので事前に確認が必要だ。自動付帯であればカードを持っているだけで補償の対象だが、利用付帯は旅行代金などをそのカードで支払うことが条件となる。

サービスについては、次のような特典が付いているカードが多い。

● コンシェルジュサービス
● プライオリティ・パス

コンシェルジュサービスは、旅行の手配や飲食店・チケットの予約などをコンシェルジュが代わりに行ってくれるサービスだ。ちょっとした相談にも対応してくれるので、まず利用してみるのがいいだろう。

プライオリティ・パスがあれば、世界1300カ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる。例えばプレステージ会員(回数制限無し)の場合、年会費が429ドル(USD)かかるが、ハイステータスカードなら年会費無料の入会権が付いているカードが多い。

年会費が高額

高ステータスなクレジットカードは、年会費が高額であることが多い。

一般カードの年会費が無料~数千円レベルなのに対し、ゴールドカードやプラチナカードは1万~数万円ほどだ。ブラックカードの場合は10万円を超えるものが多く、30万円以上の年会費がかかるカードもある。

自分で申し込めるハイステータスなクレジットカード

ここからは、インビテーションのいらない、自分で申し込めるハイステータスカードを4枚紹介しよう。

カード名 JCBゴールド アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 三井住友カード プラチナ Mastercard Titanium Card
年会費 1万1000円(初年度無料) 3万1900円 5万5000円 5万5000円
ポイント還元率 0.5~5% 1% 0.5~2.5% 1~2.2%
国内サービス 全国7万カ所以上の施設の優待、ドクターダイレクト24など 高級レストラン・ゴルフ・ジム優待など USJラウンジ・ヘリクルーズ優待、歌舞伎のチケット優待など 国立美術館・全国映画館優待、名門ゴルフ場優待・予約サービスなど
海外サービス 手荷物無料宅配、海外利用でポイント2倍など エアポート送迎サービス、航空機遅延補償、海外宿泊・航空券予約など 海外Wi-Fiレンタルサービス、手荷物無料宅配、航空便遅延保険など 海外ホテル優待、手荷物宅配サービス、航空機遅延保険など
グルメ優待 全国250店舗で飲食代金20%OFF 所定コース料理2名以上利用で1名分無料 所定コース料理2名以上利用で1名分無料 所定コース料理2名以上利用で1名分無料、リムジンサービスなど
無料空港ラウンジ 国内主要空港+ハワイのダニエル空港、ラウンジ・キー付帯 プライオリティ・パス(年2回まで無料) 国内主要空港+ハワイ空港、プライオリティ・パスの利用も可 プライオリティ・パス
付帯保険 海外旅行(自動付帯):最大1億円、国内旅行:最大5000万円、ショッピング:最大500万円 海外旅行:最大1億円、国内旅行:最大5000万円、ショッピング:最大500万円 国内・海外旅行(自動付帯):最大1億円、ショッピング:最大500万円 国内旅行:最大1億円、海外旅行(自動付帯):最大1.2億円、ショッピング:最大300万円
申し込み条件 20歳以上+安定収入 20歳以上+国内居住 満30歳以上+安定収入 20歳以上

JCBゴールド

JCBゴールドは、最短で申し込み当日に発行可能なカードだ。

● ラウンジ・キー付き(世界1100カ所以上のラウンジを利用可能)
● ポイント有効期限は3年と長め

JCBゴールドを利用して一定の条件を満たすと、ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」へ招待されるカードでもある。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)

アメックスゴールドは、一般的なゴールドカードとは比較にならないほど特典などが充実しているカードだ。

● プライオリティ・パス(空港ラウンジの利用が無料になるのは年2回まで)
● スマートフォン・プロテクション、リターン・プロテクションなど補償が多い
● カード継続特典あり

三井住友カード プラチナ

三井住友カード プラチナは、さまざまな特典・優待が受けられるプラチナカードだ。

● 365日24時間のコンシェルジュサービス
● プライオリティ・パスが利用可能(1サービスが無料になるメンバーズセレクションで選択可)

国際ブランドがVisaかMastercardによって、受けられる特典が違う点には注意が必要である。

Mastercard Titanium Card(ラグジュアリーカード チタン)

ラグジュアリーカード(チタン)は、プラチナカード並みに特典や補償が充実しているカードだ。

● 24時間365日のコンシェルジュサービス
● プライオリティ・パス(回数無制限で無料利用可能)

年会費が安いハイステータスなクレジットカード

次に、年会費が安いハイステータスカードを4枚紹介しよう。

まずはそれぞれのカードの概要を比べてみよう。

カード名 三井住友カード ゴールド dカード GOLD JCBプラチナ TRUST CLUB プラチナ Visaカード
年会費 1万1000円 1万1000円 2万7500円 3万8500円
ポイント還元率 0.5%~2.5% 1%~10% 0.5%~5% 1%
国内サービス 旅館・ホテル宿泊優待、ドクターコール24など dカードケータイ補償、dカード GOLD年間ご利用額特典 USJラウンジ優待、旅館・ホテル・ゴルフ優待など コナミスポーツクラブ優待、メンバーズサロン利用可能など
海外サービス 海外ツアー予約、海外宿泊・航空券予約など 海外レンタカー優待、VJデスク(旅のサポート)など 海外ホテル優待、航空機遅延保険、海外利用でポイント2倍など 手荷物宅配サービス、コート預かりサービスなど
グルメ優待 レストランなどで飲食代金が20~50%OFF なし 所定コース料理2名以上利用で1名分無料 所定コース料理2名以上利用で1名分無料
無料空港ラウンジ 国内主要空港 国内主要空港+ハワイ空港 プライオリティ・パス プライオリティ・パス
付帯保険 国内・海外旅行(自動付帯):最大5000万円、ショッピング:最大300万円 海外旅行(自動付帯):最大1億円、国内旅行(自動付帯):最大5000万円、ショッピング:最大300万円 国内・海外旅行(自動付帯):最大1億円、ショッピング:最大500万円 国内・海外旅行最大1億円、ショッピング:最大500万円
申し込み条件 満30歳以上+安定収入 満20歳以上+安定収入 25歳以上+安定収入 25歳以上

三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールドは、旅行保険や補償が充実しているゴールドカードだ。

● インターネット入会で初年度の年会費無料
● グルメ優待は2022年3月末に終了

dカード GOLD

dカード GOLDは、ドコモユーザーにおすすめのゴールドカードだ。

● dカードケータイ補償 購入後3年間は最大10万円補償
● ドコモの携帯かドコモ光の利用料金 10%還元

ドコモ料金の支払いが月1万円ほどあるなら、それだけで年会費相当のポイントがたまり元を取れるのでお得である。

JCBプラチナ

JCBプラチナは、コンシェルジュデスクやプライオリティ・パスが付いているコスパの良いカードだ。

● 365日24時間のプラチナ・コンシェルジュデスク
● プライオリティ・パス(回数無制限で無料利用可能)

JCBプラチナを利用していると、ブラックカード「JCBザ・クラス」へのインビテーションが届くといわれている。

TRUST CLUBプラチナ Visaカード

TRUST CLUBプラチナ Visaカードは有効期限のないポイントがたまる、コストパフォーマンスが高いカードだ。

● 365日24時間のプラチナコンシェルジュ・サービス
● プライオリティ・パス(回数無制限で無料利用可能)
● コナミスポーツクラブ優待(2022年3月31日に終了)

ステータスカードで一段上の生活を(まとめ)

ステータスカードを持っていると、社会的な信頼性の高さや支払い能力の高さをアピールできる。カードによって特徴やメリットが異なるため、目的に応じてカードを選ぶといいだろう。

ステータスカードを手に入れて、ワンランク上の生活を楽しもう。