歯車
(画像=PIXTA)

銀行と信用金庫による共同店舗で三者のニーズを満たす

静岡県の伊豆半島にある河津町(かわづちょう)。河津桜(かわづざくら)で有名なこの町に一風変わった店舗がある。店に入ると中央の通路を挟んで左側が静岡銀行、右側が三島信用金庫と分かれており、1つの店舗に2つの金融機関の窓口が併存する。

そう、ここは全国でも珍しい、静岡銀行稲取支店河津出張所と、三島信用金庫河津支店の共同店舗なのである。

もともと、この店舗は静岡銀行河津支店だった。しかし、2018年に同支店が稲取支店へと統合され、店舗跡地には窓口業務特化の河津出張所が設置された。これに伴い店内に余剰スペースが発生。そんな折、建物の老朽化により支店の移転先を探していた三島信用金庫のニーズがマッチした。

とはいえ、資本関係のない異なる金融機関同士の共同店舗は全国的にも極めて異例である。なぜ実現できたのか、静岡銀行店舗企画室の杉山宏行室長はこう話す。