経済
(画像=PIXTA)

新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けている業種の1つに、百貨店がある。店舗での対面販売が中心でありながら、感染対策の一環として営業時間短縮・酒類の提供制限が要請されるなど、営業へのダメージは計り知れない。

しかし、そのような状況でも試行錯誤を繰り返して経営改善に取り組んでいるのが、長野県松本市で百貨店を運営している株式会社井上だ。コロナ禍が発生する前から、百貨店の屋上で蜂蜜を作る「松本みつばちプロジェクト」をはじめとして、飲食店や小売店を巻き込む企画で地元を盛り上げている。井上博文常務取締役にお話を伺った(以下、敬称略)。

百貨店のブランドを活かし地元・松本をつなぐ「ハブ」となる

井上博文
井上博文(いのうえ・ひろぶみ)
1974年生まれ。大学卒業後に渡米し、MBA(経営学修士)を取得。帰国後、2000年1月に株式会社井上入社。2012年より現職。新規事業開発などを担当している

コラボの端緒となったみつばちプロジェクト