【インタビュー】吉澤諭・吉澤相続事務所代表取締役に聞く どうすれば相続の相談に自信をもって臨めるようになるか
(画像=USSIE/PIXTA)

相続に関するお客様からの相談に適切に対応したり、相続トラブルの芽を事前に摘むようなアドバイスを行えるようになるにはどうしたらいいのか。
本特集では、「これからもっと相続の相談に力を入れていきたい」「相続の相談にもっと強くなりたい」と考えている皆さんのために、その道筋を示し、まずは必要となる知識やスキル・ノウハウを伝授する。

【インタビュー】吉澤諭・吉澤相続事務所代表取締役に聞く どうすれば相続の相談に自信をもって臨めるようになるか
吉澤 諭(よしざわ・さとし)
住友信託銀行、あおぞら銀行等を経て、2014年4月株式会社吉澤相続事務所設立。
4200件を超える個別相続案件に携わるほか、講師を務めたセミナー・研修は1,400回超に及ぶ。著書に『トラブル事 例で学ぶ 失敗しない相続対策』『トラブルの芽を摘む相続対策』(共に近代セールス社)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、社会保険労務士、宅地建物取引士、相続診断士。

相続に関するお客様からの相談に対し、自信を持って的確なアドバイスができるようになるには、どんな知識やノウハウを身につける必要があるのか。また、それにはどんな勉強をしたらいいのか。

元銀行員で、現在は相続コンサルタントとして活躍。4200件を超える相続案件に携わり、同時に〝本物の相続コンサルタント〟を養成するための相続実務研修﹁吉澤塾﹂も主宰する吉澤諭氏にお話を伺った。

──吉澤さんがいま、相続コンサルタントとして活躍されるようになったきっかけは、やはり銀行員時代にあるわけですよね。

吉澤 そうですね。私の場合、大学を出て入った銀行が信託銀行でしたから、業務の中に、遺産整理であるとか遺言信託であるとか、相続対策としてアパートを建てるといったことが、普通銀行以上に日常的にありました。

配属先が資産家のお客様が多い支店や、地主のお客様が多い支店だったり、本部の不動産開発部門にいるときは相続対策の不動産有効活用なども行っていましたから、信託銀行時代、相続には一貫して深く関わっていましたね。

そこから、転職したあおぞら銀行で、相続・事業承継の専門部隊の責任者を10年以上務め、その後独立したわけです。

──相続に関する知識や相談のスキルなども、信託銀行での業務の中で身につけていったということですね。

吉澤 ベースとなる部分についてはそうですね。相続について一定以上の知識がないと仕事になりませんでしたから、必要に応じて学んでいったというところでしょうか。その意味では、信託銀行にいたことが、今の仕事につながっていることは間違いないと思います。

民法と税法の知識をコアに不動産や金融の知識も必須