外国人,応対
(画像=PIXTA)

事例別の着眼点&注意点

A. 外国人留学生の口座に多額の振込入金依頼があった

外国人留学生の口座へ多額の振込がされることは、個人の口座であること、さらに学生であることを考えると、あり得ない取引と思われます。

外国人留学生は、入管法にて1週間に28時間まで働くことが認められています。したがって、給与としての入金についても「月に12〜13万円程度」が常識的な入金金額ということになります。

この規制は、外国人留学生本人に対して課されるものですから、複数先でアルバイトをしても、合計で28時間以内である必要があり、残業なども含まれます。つまり、例えば「100万円単位での入金」などは、本人の経済活動からすると妥当な取引とはいいがたいでしょう。

こういったケースでは、本人宛の送金でないにもかかわらず、代わりの入金先としての依頼を受けていることがあります。同国出身であるなどの事情で知り合ったことをきっかけに頼まれるケースもあり、これは不正な取引に該当しますので注意が必要です。

また外国人留学生口座は、非居住者口座からの振込入金を受けることもあります。学生生活を始めるにあたり、家を借りるための費用のほか、学費を支払うための資金として本国から送金を受けるケースが少なくありませんが、それについても1件ずつ資料の提示を求めて確認を行いましょう。