着眼点
(画像=PIXTA)

3 ケース別・粉飾が疑われる取引先への対応ポイント

ケース1 明らかに現物の在庫が決算書に比べて少ない…
▼このように対応しよう!

・勘定科目の明細書から、棚卸資産の内訳を確認する
・ABLを案内し、外部機関に動産評価を行ってもらうことも有効

決算書上、期末在庫が大幅に膨らんでいるにもかかわらず、訪問時にそうした雰囲気がなく、決算書に保管料が増えたような様子がない取引先があったとする。

決算書に比べて現物の在庫が明らかに少ないと感じられる場合は、まず勘定科目の明細書を入手し、棚卸資産の内訳書を確認したい。内訳書には科目、品目、数量、単価、期末現在高の記載がある。

もし在庫水増しの疑いが濃厚なのであれば、期中の棚卸資産内訳書を見せてもらうことで粉飾の証拠を得られるかもしれない。取引先は期末の決算書の操作に頭がいっぱいで、期中の内訳書まで整合性がとれていないことがある。

外部機関を利用する