関西にある企業や大学を情報発信で全国とつないでスタートアップをサポート

三井住友銀行の西日本第一法人営業本部(大阪市北区)が入るオフィスビルに大きなイベントスペースがある。三井住友銀行がスタートアップへのサービス向上・開発等を目的に開設した「スタートアップ・ハブ・ウメダ」だ。

今年4月に開設されたスタートアップ・ハブ・ウメダでは日々、スタートアップ支援のためのイベントや、ベンチャー企業との面談が行われている。成長事業開発部の専任担当者も駐在し、ベンチャー企業へのサービス提供や、法人営業部への橋渡しなど、スタートアップ支援に特化した業務に取り組む。

近代セールス
(画像=近代セールス)

こうしたスタートアップ支援拠点を関西に開設した背景には、国内のスタートアップ企業が東京に一極集中していることがある。関西成長戦略室 兼 成長事業開発部の宮川潤部長は、次のように話す。

「関西の大学やベンチャー企業には、関東に負けない魅力的な技術やサービスがありますが、それが見えにくいという声はよく聞かれます。そこで関西のスタートアップが持つ技術やサービスを全国に発信する場としてスタートアップ・ハブ・ウメダを開設しました。この拠点で関西の大学やベンチャー企業を全国の投資家・大企業とつなげ、新たな産業を生み出す『エコシステム』の構築を目指します」

一方的ではなくつなぐための情報発信