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(画像=PIXTA)

人を泣かせないため数字に強い経営者の育成が支援の第一歩

筆者が推奨する事業再生支援とは「人を泣かせない事業再生」だ。人を泣かせないとは、金融機関からの借入れおよび従業員のカットを伴わない事業再生である。

このような放棄(カット)は企業活動の継続において最も重要な「信用・信頼」を失う行為であり、一度これに手を付けてしまうと、事業の継続は困難になるのである。

ではそうした「人を泣かせない事業再生」では何が必要になるのか。これまで何度も述べてきたとおり、筆者は「数字に強い経営者の育成」だと考えている。

本連載ではこれまで海運会社の事例を紹介してきたが、今回からは製造業の事例を解説していく。繰り返しになるが、この会社に対しても「経営者への数字教育」を切り口として支援に取り組んだ。

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