統計
(画像=PIXTA)

コストの高いサービスであるがゆえに、お客様への丁寧な説明が不可欠だ。

ファンドラップの販売が好調だ。金融庁が今年6月に公表した「資産運用業高度化プログレスレポート2021」によると、2016年からの5年間で契約件数が倍増している(図表1)。

近代セールス
(画像=近代セールス)

ファンドラップの取扱いを始める地域金融機関も増えてきた。今年に入って、愛知銀行や四国銀行、横浜銀行などが販売を開始している。また一部報道によると、今年4月にファンドラップの取扱いを始めた横浜銀行は、契約残高が4月末の38億円から、2カ月後の6月末には140億円弱となったという。

ファンドラップとは、お客様に代わって金融機関が投資信託の運用・管理を行うサービスのこと。お客様から投資信託による資産の運用・管理を一任され、お客様の投資方針や目的に合わせたポートフォリオを作成し、商品の選定やリバランスなどを行う。

ファンドラップは、バランス型ファンドとよく比較されがちだが、一般的なバランス型ファンドは運用会社の運用方針に基づき投資を行うのに対し、ファンドラップはお客様のリスク許容度や要望に基づき運用を行う――お客様の運用ニーズに対してより柔軟に応えられるサービスといえるわけだ。

さらにファンドラップには、あらかじめ設定した基準値に達した時点ですべての運用資産を換金して、利益を確定するプロフィットロックや損失を抑えるロスカットなどのオプションもある。定期的に運用資金から一定金額を受け取れる定期受取サービスなど、お客様の細かいニーズに対応できる機能がついていることもある。

高いコストがデメリットに…