投資信託,買付報告書
(画像=PIXTA)

担当者が貸借対照表で主に確認すべき科目を挙げ、その仕組みや変化の捉え方、ヒアリングの進め方を述べる。

現預金

企業は現預金がなくなると倒産する。その意味で、企業経営で現預金は最も重要であり、この科目をいかに大きくするかが重要だ。

現預金の増減で企業戦略を読み取る

企業は現預金をどのくらいまで増やしたら良いか。平時では月商の3倍程度といわれているが、コロナ禍のような有事においては、たとえ借入れを行ってでも月商の5倍程度は確保すべきと考える。

担当者はまず現預金と月商を比較して5倍程度に収まっているならば、それが借入れによるものでも、とりあえず見過ごしてよいだろう。

一方で現預金が減少している場合は悪いイメージを抱く担当者も多いだろうが、戦略的な先行投資である可能性も忘れてはいけない。

担当者は貸借対照表で固定資産などが増えているか調べて、代わりに減少した現預金を確認したうえで、その背景にある企業戦略まで確認しよう。将来のニーズを踏まえてビジネスマッチングなどを提案できる可能性もある。

ただし、現預金の増え方に合わせ「投資その他の資産」が増えているなら要注意だ。特に投資有価証券が増えていれば経緯を必ず聞こう。

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