デジタルエクスチェンジ
(画像=Shutterstock)

東京証券取引所の再編報道で注目が集まる証券市場・証券業について、特に銀行業の行職員目線で知っておきたい基礎知識を解説します。

Q1 証券市場ってどんなところ?証券業とはどういう関係?

A 販売希望者(売り手)と購入希望者(買い手)が集い、特定の商品やサービスなどを取引する場所のことを市場と呼びます。

市場は、「希望者がそこに行けば売買の相手を探せる場」であり、需要と供給に応じた価格(時価)を決める機能も提供します。販売希望者が多ければ価格は下がり、購入希望者が多ければ上がるため、各々の動きから妥当な価格が導き出されるのです。

青果や鮮魚市場と同様に、証券市場もそうした目的に沿って運営されています。取り扱っているものが野菜・果物・鮮魚ではなく、株式・債券・投資信託などの有価証券であるのが特徴です。

これらの発行・売却希望者が販売希望者の立ち位置となり、購入希望者(投資家)との間で取引を行います。野菜・果物・鮮魚のように「関係者が顔を合わせて現物を見ながら取引する」のではなく、遠隔地から通信手段を介して市場に参加します。

証券市場は有価証券の発行・流通の機能を併せ持つ