
(画像=PIXTA)
ここでは保険窓販でよくみられる4つのNG提案を紹介。なぜNGとなるのか、適切な販売とするためにはどんな点に留意すればよいのか解説する。
NG1「保険はどうですか?」といきなり商品を提案
- こんな提案はNG!
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(画像=近代セールス)
- ここがルール違反
- お客様の意向をヒアリングせず、同意書も受け取っていないのに提案している
保険の営業には、いくつかのNGパターンがある。お客様の意向も聞かずにいきなり「保険はどうですか?」と声かけすることはその典型例だ。特に、お客様の事前同意を得ず資産状況などを話題に出しながら提案することは「弊害防止措置」に該当し、「してはいけない」行為となる。
金融機関が「保険募集に係る業務」で「顧客の非公開金融情報」を利用する場合は、事前に書面などによる同意を得ることが必要である。
非公開金融情報とは、職務上知り得たお客様の預金、為替取引または資金の借入れに関する情報、その他のお客様の金融取引または資産に関する公表されていない情報──を指す。
担当者は、これから提案する商品が保険商品であることを伝え、了解を得たうえで「同意書」を受け取って、初めて保険の話ができるのだ。
このNGパターンは、コンプライアンス違反に加えて営業姿勢としても失格だろう。