寿命
(画像=PIXTA)

ライフプラン作成の支援にとどまらず、人生の最後のあり方も含めたアドバイスを

一般にはあまり知られていないが、医療現場の困り事として『遠くの親戚問題』がある。

本人が終末期で判断能力が低下したために、看病している家族が主治医と何度も話し合って治療方針を決めたにもかかわらず、遠方に住む親戚が突然やって来て「医者に会わせろ。一から説明しろ」などと要求し、治療方針に異論を唱えて延命処置といった積極的な治療を主張したりする問題である。

普段から看病し、本人の苦しむ姿をみている家族は「もう楽にしてあげたい」と考える一方、遠方の親戚は「回復する可能性が少しでもあるなら」と考えがちである。

私自身、経営コンサルティングで高齢者が長期間入院する病院に関わる機会が多くあった。病室をみると、相当数の患者は認知度が非常に低い状態で、管を使用して胃や腸に必要な栄養を直接注入し、排尿排便はおむつにしている。自ら寝返りは打てず、褥瘡(じょくそう)(床ずれ)を防ぐために看護師が定期的に体の向きを変えるような入院生活が亡くなるまで続くケースがほとんどである。

自ら望む人生の最後は自分で決めて話しておく