評価
(画像=PIXTA)

ここでは投資信託のプロフェッショナルになるためには、どのような情報収集や勉強をすれば良いのか、その手法を解説する。

筆者が投資信託の販売に携わった当初、研修を受講して、投資信託の書籍や各種パンフレットを読み漁(あさ)った結果、まず最初にインターネットで検索した用語は「ファンド」だった。

「ファンド」は特に専門用語という扱いでもなく、当たり前のように文書やメディアに登場しており、お客様に対してもごく普通に使用されていた。そのため「ファンドって何ですか?」という質問は自分の無知さをさらけ出すようで恥ずかしく、口にすることがはばかられた。

よく使う用語の理解がスタート地点

このように投資についてまるっきりの素人であったわけだが、試行錯誤しながら学んだ当時のことを良い経験だと思っている。

それは「お客様へどのように説明するか」という私たちの仕事の原点を思い出させてくれるからである。自分が疑問に思うことはきっとお客様も疑問に思うはずだ。そして、自分より目上のお客様は質問することを恥ずかしいと思うはずだ。

投資信託について当たり前に使われている用語を徹底的にかみ砕いて理解しよう──ここが筆者のスタート地点である。

投資信託業務に携わり始めたころは、全商品を丸暗記することに全力で取り組んだ。新商品も、お客様が保有している他行商品も丸暗記をした。約50本程度のラインナップは少々の努力で暗記は可能であったのだが、勉強していくにつれ、これがかなり遠回りの方法だったことに気付いていく。

現在、筆者は自身の経験を基に、若手職員へのレクチャーや研修プログラムの策定を行っている。本稿に記す方法で投資信託を攻略してしまえば、新商品やお客様が他行庫で保有している商品の内容が理解できるようになるだろう。

投資信託のアドバイスにおける三大要素は「顧客理解」「商品知識」「提案力」である。お客様本位の提案の一丁目一番地はお客様への理解であるが、本稿では「商品知識」に的を絞って解説する。

商品知識の習得は大きく「投資の基本的な理解」「日々の情報収集」の2つに分けられる。以下でそれぞれを見ていく。

投資の基本的な理解