
(画像=『バンクビジネス』より引用)
Q&Aで理解する制度にまつわる疑問を解消!戸籍のキホン 一問一答
戸籍を取り扱うために必要な基本事項について、Q&A 形式で解説します。
Q1. そもそも戸籍とは何? だれのための・何を目的にした制度なの?
A まず、戸籍とはどんな制度か・どんな記載内容で構成されるものかをみていきましょう。
法務省は、戸籍制度について以下のように定義しています。
「日本国民の国籍とその親族的身分関係(夫婦、親子、兄弟姉妹等)を戸籍簿に登録し、これを公証する制度です。また、人の身分関係の形成(婚姻、離婚、縁組、離縁等)に関与する制度でもあります」
つまり、国として国民1人ひとりの身分関係の事実を登録し、証明するものということです。
詳細な記載内容については後述しますが、現在の戸籍については「1組の夫婦、およびその夫婦と同じ氏の未婚の子」を編製(戸籍を新しく作ることを意味する)単位として作られています。
「1組の夫婦」と「その夫婦と氏が同じである子」ごとのそれぞれの欄に、名前のほか、出生・死亡に関する事項、婚姻・離婚の夫婦関係、親権者に関する事項などが記載されています。