相続にまつわる課題・リスクを認識して 営業店の立場からも働きかけをしておこう

1. 相続案件複雑化と金融機関の課題

高齢化社会が進行するにつれ、亡くなられる方や認知症になる方は、確実に増えていくことが想定されます。また「老老介護」や「老老相続」に加え、「8050問題」(中高年ひきこもりの問題)や「ダブルケア」(育児・親の介護が同時進行する問題)など、高齢化社会の進行が引き金となった課題は山積していく一方です。

金融機関においても、高齢のお客様それぞれが、財産・健康・家族や親族間の状況、そこに至るまでの経緯も含め、千差万別な事情を抱えています。コロナの影響もあり、近時は大幅に高齢者層からの相談が増加しています。

多死社会の中で相続等の課題・リスクが増大している