小さい会社
(画像=PIXTA)

2 本気で取り組んでもらうために!経営者の「意識改革」をこのように促そう

ゼロゼロ融資の返済が始まると資金繰り悪化のペースが早まる取引先は多いだろう。こうした取引先の経営者に対して担当者は経営改善の必要性を伝えて、「意識改革」を促していく必要がある。

しかし、経営者の意識を変えることは難しい。例えば資金が足りなくなれば、いままでのように金融機関から借りればよいと安易に考えがちである。特にコロナ禍においては借入れが簡単にできたことから、よりその傾向は顕著だ。

そこで担当者は、資金調達をテーマに次のように話してみよう。

「資金を調達するには、金融機関から融資を受ける、国や地方自治体の補助金・助成金を受ける、株主や第三者にお願いして増資するといった方法があります。このうち最も馴染みがあるのが金融機関からの借入れかと思いますが、コロナ融資で膨らんだ借入れをこれ以上増やすことが経営として正しいでしょうか。補助金・助成金・増資については、資金が不足したとき確実に調達できるとはいえません。そうなると経営改善を地道に実行することが資金繰り改善の第一歩となります」

高度成長期のように経済全体が膨張しているときであれば、資金ショートを金融機関からの借入れで賄(まかな)うという経営判断は一定の合理性があった。しかしコロナ禍で先が読めない現在においてこれ以上借入れを増やせば、将来の資金繰りを確実に圧迫するはずだ。そのことを認識してもらおう。

数字で具体的に見せて経営者の危機感を醸成