きんざいOnline
(画像=PIXTA)

Q 取引先から受け取った不動産登記のどこに着目すれば、業況の悪化をいち早く察知できますか。

築年数に対する償却期間や所有権の移転に注目しよう

前回から、企業の「カネ」に着目して業績悪化の見極め方を解説している。今回は引き続きカネの問題を不動産登記という切り口から見ていこう。

不動産登記は、事業用不動産や経営者個人が所有する不動産の担保価値を算定する場合などに取得するため、金融機関の担当者にとって馴染(なじ)みがあるだろう。

この不動産登記からも業績悪化の兆候、特にカネに関するシグナルを読み取れる場合があるため、担当者は注意深く見るようにしたい。

いま金融機関の渉外担当者が不動産登記を見るときには原本よりも自行庫のフォーマットで見ることのほうが多いと思うが、取引先から直接徴求する場合など、原本を見るシーンもある。その場でいち早くシグナルに気付くためのポイントを押さえていこう。

不動産登記は3つの要素から構成される