若手こそ心得たいキケンな言動を例示し、防止のためのポイントを解説します。

キケンな言動の例①
「懇意の担当先だから」と「素預かり」で対応した…

こんなことしていませんか
若手渉外担当者のAさんは本日、担当エリア商店街の飲食店へ集金のため訪問することに。ところが受取りの際、預かり証をちょうど切らしてしまっていたことに気付いた。オーナーが「今度出してくれればいいよ」と言うので、預かり証を発行せず帰店することにした─。

「預かり証」は、顧客との現金や通帳、証書、その他重要書類等の授受の証となります。また事務処理後の返却の際も、証跡として預かり証を回収するほか、預かり証の控えに受領印をもらいます。

預かり証は授受の証拠となる重要なものであり、その場(顧客の面前)で正確に記載して発行しなければなりません。預かり物の授受に関して、以下のようなことはしていないでしょうか。

  • 「時間がない」「預かり物が多すぎる」などと、その場で預かり証を発行しない行為

  • 預かり証の手持ちを切らして、後から届ける行為。自分の名刺の裏面に記載して代用する行為

「預かり証」をその場(顧客の面前)で発行せずに預かる行為を「素預かり」といいます。たとえ「時間がない」「忙しい」「手持ち在庫が切れた」からといって、後から預かり証を発行する場合であっても「一時的に素預かりをしている」ことなります。

紛失等に至った際にトラブルになるリスクも