【覆面インタビュー】リスク管理の実務経験者に聞く─
渉外活動実施時の防犯意識の重要性と危険回避のノウハウ

リスクを抑制する工夫を押さえつつ上司・同僚とも危機意識を共有しておこう

店舗外での渉外活動は、犯罪等に巻き込まれる危険もあるため、強い防犯意識と有事に遭遇した際の危機管理が求められます。本稿では、危険性を高めかねない行動やその回避策を学んでいただくため、女性のリスク管理実務経験者にお話をお伺いしました。

ご存じのとおり金融機関の渉外担当者は、顧客からお預かりした現金・通帳・重要書類等を持ち歩いています。そうした「お金、またはお金になる情報」を持ち歩いている事実も幅広く認知されているので、日頃から「犯罪を企てている者や、何らかの悪意を持った者に目を付けられている」と考えておくべきですね。

近年は営業人員の強化で、女性の渉外担当者も全国的に増えてきています。ご想像のとおり、特に女性担当者の場合には犯罪等に巻き込まれやすいため、より高い防犯意識が求められるといえます。

店外活動中の渉外担当者が抱える代表的なリスクには、①不要な情報開示により漏洩をもたらす、②スリやひったくりの被害に遭う、③行動パターンを把握されて個人的な関係に引きずり込まれる―などがあります。

ただし、これらのリスクについて過度に恐れるばかりでは顧客ニーズに対応しきれません。実務上では、適切な事前準備などの創意工夫によって相応の防止・抑止が可能です。犯罪被害等の未然防止・危機回避にはまずもって準備と意識しましょう。