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(画像=(写真=PIXTA))

融資実務と、その法的性質や内規・約定の意味合い・背景の関係を把握しておくと…稟議書やセールストークの説得力にも違いが出ます!

第9回のテーマ
融資申込み受付時に なぜ個人情報の同意書を求めるの?

「お客様から融資を申し込まれているのに、なぜ『個人情報の同意書』を徴求するの」と疑問に思う読者もいるでしょう。金融機関への融資申込みに必ず審査が伴うのは一般的常識で、住所・氏名・生年月日は、審査に必要な最低限の必須情報です。お客様も個人情報が必要であることを前提として申し込んでいるのに、なぜ徴求するのでしょうか。

私たちが「個人情報の同意書」と呼んでいるのは「個人情報の取扱い(取得・利用)に関する同意書」(以下、同意書)といわれるものです。同意書は融資申込時に限らず、預金取引時やその他金融商品を取り扱う際など、多くの取引時に徴求しています。例えば融資で徴求する同意書には、以下のように記載されています。「私は、今般の借入、申込人〇〇の保証、担保提供又は当座預金の開設等の審査において、貴行が定めた『個人情報の取扱いに関する同意条項』の内容を確認したうえで、すべての条項に同意します」