生命保険が資産運用に適していない理由とは
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あなたの周りにこんなお客様はいませんか?
退職を控え 保険を見直したいがどう見直せばよいのかわからない…

定年退職をきっかけに保険の見直しを希望するお客様は多いはずです。子の就職なども重なる時期で、「今後は自身に必要な保障を中心に備えたい」と考える節目でもあります。

お客様の中には「大きな死亡保障はもう不要だろうから保険を見直したいが、具体的にどう見直すのがよいのかわからない」と、皆さんにアドバイスを求める人もいるかと思います。今回は、退職を機にした保険見直しについて解説します。

退職のタイミングで保険を見直したいと考えるお客様では、大手生命保険会社で更新型の生命保険に加入しているケースがよくあります。保障内容としては、終身保険を主契約として、遺族保障にあたる定期保険と、医療保障が特約で付帯されているものが一般的です。

こうしたお客様は、既契約の保険について、次の3つを理由に見直しを検討していることが多いので、事前に押さえておきましょう。

1つ目は、子の独立などで「大きな死亡保障の必要性はない」と気付き、死亡保障を減額することです。

2つ目は、現役時代並みの収入がなくなるため、退職後の月払保険料を減額したいということです。退職後の保険料の減額には顕在的なニーズがあります。