コロナ下の新常態に対応!「個人営業」推進ガイド
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ケース2 ネット販売を取り入れ売上を高めたい取引先

事業展望に応じECモールや自社サイトの活用を提案

小売業や、消費者向けサービス業にとっては、いまや店頭販売だけでなく、ネット販売も重要な販路となっている。消費者行動もインターネットを通じて購入することが当たり前になってきた。最近ではメーカーもDtoC(Direct to Consumer、消費者への直接販売)に乗り出す例もみられる。

事業の将来像に合わせどう対応するかを整理

ネット販売は、モール型ECサイト、自社ECサイトに大別される。それぞれのメリット・デメリットは図表のとおりだ。

近代セールス
(画像=近代セールス)

では、取引先にはどちらを選んでもらうのがよいのか。

取引先がネット販売で売上を高めたいという場合、担当者は最初に事業の将来像を確認したい。取引先からは①一定の売上を上げたい、②ブランド化を図りネット販売を売上の柱にしたい、③完全に新規事業として展開したい──といった事業展望が聞かれるだろう。それぞれどのように対応するとよいか紹介していく。

①一定の売上を上げたい