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ケース2 ネット販売を取り入れ売上を高めたい取引先
事業展望に応じECモールや自社サイトの活用を提案
小売業や、消費者向けサービス業にとっては、いまや店頭販売だけでなく、ネット販売も重要な販路となっている。消費者行動もインターネットを通じて購入することが当たり前になってきた。最近ではメーカーもDtoC(Direct to Consumer、消費者への直接販売)に乗り出す例もみられる。
事業の将来像に合わせどう対応するかを整理
ネット販売は、モール型ECサイト、自社ECサイトに大別される。それぞれのメリット・デメリットは図表のとおりだ。

(画像=近代セールス)
では、取引先にはどちらを選んでもらうのがよいのか。
取引先がネット販売で売上を高めたいという場合、担当者は最初に事業の将来像を確認したい。取引先からは①一定の売上を上げたい、②ブランド化を図りネット販売を売上の柱にしたい、③完全に新規事業として展開したい──といった事業展望が聞かれるだろう。それぞれどのように対応するとよいか紹介していく。
①一定の売上を上げたい