提携
(画像=PIXTA)

PART1で見てきたように、インボイス制度は、発行する側(売り手)、受け取る側(買い手)双方が対応しなければならない重要テーマだ。

このインボイス制度について金融機関の担当者が情報提供する際に重視したいのが、商取引における取引先の「立場」である。商品を売ったり仕事を受注したりする(インボイスを発行する)立場なのか、商品を買ったり仕事を発注したりする(インボイスを受け取る)立場なのか――整理したうえで情報提供を行おう。

もちろん、取引先は売り手であると同時に買い手でもあるから両方に関心があるだろうが、取引先ごとにその比重は異なる。

「ウチは大手企業への納品が多い」というなら売り手としてインボイスの「発行」のための体制整備が必要だろう。

「小売業で商品の仕入れが重要」と話すなら、買い手としてインボイスを受け取ったときの保存方法や仕入税額控除に関心が向きやすい。

「売り手」と「買い手」のそれぞれで必要となる対応を頭に入れて情報提供し、信頼獲得につなげよう。

免税事業者からの相談にも備えておく