katazuke3
(画像=PIXTA)

【売り手の相談6】インボイスが不要な取引はある?またインボイスは1つの書類でないといけないの?

2023年10月以降、買い手が仕入税額控除を受けるためには原則としてインボイスが必要だ。売り手はインボイスを取引の相手方(買い手側)に交付する必要が出てくる。

そして買い手が仕入税額控除を受けるには、インボイスに加えて法定事項が記載された「帳簿」の保存も必要とされている。帳簿の記載事項は従来と同様であり変更はない。まずはこの点を押さえておこう。

そのうえで、取引によってはインボイスの保存が省略でき、帳簿のみの保存で仕入税額控除が認められるものがある。売り手の立場で考えると、こうした取引についてはインボイスを発行する必要はなく、従来の請求書でもよいし、そもそも請求書は不要ということになる。該当する取引は以下のとおりだ。

㋐適格請求書の交付義務が免除される3万円未満の公共交通機関による旅客の運送
㋑適格簡易請求書の記載事項(取引年月日を除く)が記載されている入場券等が、使用の際に回収される取引
㋒適格請求書の交付義務が免除される3万円未満の自動販売機および自動サービス機からの商品の購入等
㋓適格請求書の交付義務が免除される郵便切手類のみを対価とする郵便・貨物サービス(郵便ポストに差し出されたものに限る)
㋔従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費等(出張旅費、宿泊費、日当および通勤手当)

請求書と納品書を合わせることも可能