投資信託,買付報告書
(画像=PIXTA)

【買い手の相談2】仕入税額控除を受けるためにはどのような処理をすればいいの?特別な手続きが必要?

インボイス導入後はどのような手続きで仕入税額控除を受けるのか、基本的な仕組みから説明しよう。

消費税は、消費者が先に負担してから事業者が申告・納付する間接税だ。

例えば、課税事業者であるメーカーが88円(本体80円+消費税8円=88円)で仕入れた部品を使い、商品を200円で販売したとしよう。

このメーカーは、販売価格200円に消費税20円(標準税率10%)を加えた220円を消費者から受け取る。仕入時には8円の消費税を仕入先に支払っているのだから、この取引でメーカーが納める消費税額は、20円−8円=12円となる。メーカーが12円、仕入先が8円をそれぞれ納税することで、消費者が支払った消費税額20 円と一致する。

このように、生産や流通のプロセスで重複課税されないように、課税売上にかかる消費税額から課税仕入れにかかる消費税額を差し引くことを「仕入税額控除」と呼ぶ。

インボイスの情報で仮払消費税を処理する