経済用語,一帯一路
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Q4. 「市場系」システムとはどんなもの?預かり資産業務と関係していると聞いたけど?

A Q1からみてきたとおり、金融機関で動くシステムには勘定系システムや情報系システムなどがあります。これらは基幹業務の働きを支えるとともに、顧客管理について、預金口座の情報や投資信託の残高情報などを扱うシステムだという認識を持てたかと思います。

例えばCRMシステムなどには、これらの様々なシステムが保有する多様な情報を一元的にまとめ、営業店行職員が日々の営業活動で使用するシステムという側面があります。金融機関は、さまざまなシステムを活用することで円滑な事業運営を可能にしているといえるでしょう。

ご存じのとおり金融機関は、機関投資家という主体となって、金融マーケットにおいて金融取引も行っています。多くの金融機関で、国や地方公共団体が発行する公共債を引き受け、企業が発行する株式などを保有しています。

例えば10兆円の預金を持つ銀行が8兆円を融資として貸し出している場合、この差額の2兆円の多くについて、有価証券投資が行われる場合があります。お客様に対する預金支払いは「元本保証」であり、かつ銀行はこの預金には利息を付利しなければならず、そのための原資も確保されることが前提にあるからです。

このように、お客様が預けてくれた預金等を原資として、金融機関が主体となってマーケットを通じ有価証券投資をするためのシステムがあります。このシステムがいわゆる「市場系」システムと呼ばれるものです。

平たくいえば、債券や株式の投資や管理を行うためのシステムです。また、為替取引などの送金を行うシステムも、広義の意味で市場系システムと呼ばれます。

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