投信の説明力をアップさせるポイント23【2】お客様に応じたわかりやすい説明を行うには?
(画像=kikuo/PIXTA)

Q5. 「メインフレーム」「オープン系」「クラウド系」…よく聞くけどそれぞれどんなシステムなの?

A 皆さんは、「金融機関のシステム」というとどんなものを想像するでしょうか。

筆者は今から30年近く前に大手ITベンダーへ入社しました。当時は多くの金融機関のシステムが「都心から離れた場所に構えた、巨大なシステムセンター」に設置されていました。入退室が厳重に管理されたその中には、タンスのような大きな機器やラックが所狭しと並びつつ、クーラーが効いてとても寒い、全体では運動場のような広さの部屋がありました。こうした環境に設置されていたのが、金融機関の勘定系システムなのです。

そのタンスのような大きな機器が「汎用機」、いわゆる「メインフレーム」です。メインフレームは集中管理型のシステムで、それ自体がサーバーとなり、営業店などの各端末がそれに接続する形をとって、メインフレーム上ですべての処理を実行します。

かつてはどの金融機関も、それぞれこうした巨大なメインフレームを用いた独自のシステムを利用していました。しかし、共同利用型の勘定系システムの利用が可能となるとともに、機器の小型化と高性能化が進みました。

このことから、それまで金融機関ごとに用意されたデータベースを金融機関ごとに用意した筐体でそれぞれ処理する「一戸建て」形態のシステムであったものが、引き続きデータベースは各金融機関で独立したものを用意しつつ、すべての金融機関の処理を1つの筐体で行う「マンション型」のシステムへとシフトしてきました。

オープン系へ移行する中でもメインフレームは現存