
(画像=PIXTA)
ロシアがウクライナに侵攻したことで、EUは経済制裁を課す決定をしたが、ロシアとの結び付きが強いEU自身もダメージを受ける。地政学的な緊張によるEUを起点とした経済の悪化も懸念される。
2021年以降、ロシア軍がウクライナ国境に集結しており、22年2月にはウクライナへの侵攻を開始した。ロシアはNATO(北大西洋条約機構)の東方拡大を脅威として認識しており、今回の行動を通じてロシアの勢力圏・影響力を維持することを狙っていると見られる。
EUは米英と足並みをそろえ、ロシアの軍事侵攻に対する制裁を決定している。ただしEUはロシアとの経済的な結び付きが強く、経済制裁を課した際の反作用(域内への悪影響)が大きいことから、厳しい経済制裁は諸刃の剣といえる。