
(画像=PIXTA)
人材は紹介したら終わりではない。人材を定着させるアフターフォローの秘訣を紹介しよう。
1 金融機関の強みを活かし長期のサポートに努めよう
一般的な人材紹介業は、企業側の都合でない限り、紹介した人材が入社後90日以内(いわゆる保証期間)に退職すれば返戻金を支払う契約が多い。だから返戻金の支払期間が過ぎれば案件は一区切りとなる。
一方、金融機関が取り組む人材紹介は、取引先に貢献する本業支援の一環であるため、紹介した人材が入社した後も見据えた長期的支援が欠かせない。取引先にとって最大の関心事は、紹介された人材が活躍して利益に貢献し続けることだからだ。
自行庫ではなく提携する人材紹介会社に任せる場合も、取引先からすれば「紹介したのは金融機関」だから注意したい。「保証期間経過後に人材紹介会社と音信不通になった」という苦情を取引先から受けた金融機関もある。提携する人材紹介会社とは連絡を密に取り、保証期間内だけでなくその後も対応状況を確認するとよい。