疑わしい決算書の分析とヒアリングの進め方
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バンクビジネス
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読者の中には、「財務や簿記の勉強をしたけど、業務でどう活かせばよいかわからない」と感じている人が多くいるのではないでしょうか。私も、若手行員として銀行で働いていた時代は同じように感じていました。

しかし財務や簿記の知識は、企業の実態を知るのにとても役立ちます。また、新聞やニュースで大企業の決算が話題になることも多く、財務や簿記の知識を活かすことで、社会や経済の動きに関する理解を深めることもできます。

そこで本連載では、財務や簿記の知識を活かして、実際の決算書をどのように見れば理解が深まるのかを解説していきます。

また解説していく中で、皆さんもよく知っているような実際の企業を取り上げます。主に取り上げるのは、規模の大きな企業が中心ですが、財務や簿記の考え方には企業の大小に関わらず共通する部分が多くあるので、現場で役立つ知識を身につけることができると思います。

第1回目の今回は、決算書とはそもそもどのようなものなのか、なぜ作成しないといけないのか、どのようなものから構成されているのか等、「決算書の概略」について説明します。

決算書とは会社の状況を表した資料