まず簡単に自己紹介を―。

筆者は現在アラフィフ。地域金融機関に長く勤め、営業店経験を経て、法人営業セクションを中心に、当時花形だった本部部署を経験しました。おそらく客観的に見ても「エリート」の位置にいたと思います。

しかし、ある日エリートから「降りる」決断をし、大学院で経済学を学び直しました。これは今でいう「リカレント教育」ですが、人事からは冷ややかな目。「前例がない」と言われました。

でもこちらはもう、気持ちとしてエリートから降りています。仕事は定時で上がることにしました。大学院では「地域経済とは、そして地域金融とは何か」、じっくり考える機会を持ちました。

修士号取得後はシンクタンクに移籍し、地域経済を自分の専門領域に設定しました。金融機関には属していますが、本来の伝統的なバンキング業務とは最も遠い仕事になりました。しかし、「金融機関では取引先企業を通じてしか触れることのできない地域経済の脈動」に直接手を触れられる仕事に就き、私は充実しています。

さて。この連載は、これからさらに不確実性を増していくであろうこの金融業界で「どのようにサバイブしていくのか」「どんなキャリアパスを作れば勝てる可能性が高いのか」について、主流から傍流へと走路を変更しつつ、アカデミアから地域金融を見つめ直し、金融業界で生存してきた私のキャリアも参考にしてもらいつつ、若手行職員の皆さんと一緒に考えていきたいという企画です。

アウトロー戦略でいこう!