
(画像=PIXTA)
不動産の相続ニーズを喚起する声かけを、お客様(被相続人)、子ども(相続人)に分けて紹介する。
お客様への声かけ❶
ご自身の財産の内訳を一度きちんと確認してみませんか
高齢のお客様は一般的に相続、特に相続税に対する関心が高い。一方で、意外と意識が向かないのが財産の内訳だ。財産のうち現預金と不動産どちらの割合が多いのかで、遺産分割の方法にも違いが生じてくる。
現預金が多ければ遺産分割の方法は比較的まとまりやすいが、不動産が財産の大半を占めるケースでは相続人の間で遺産分割協議が難航することも少なくない。
こうした事態を防ぐためにも、まずはお客様に本声かけを行い、主要な財産とその評価額をリストアップしてもらおう。財産の内訳を確認することで、遺産分割への考え方をまとめてもらうことにもつながる。