
(画像=PIXTA)
売れない不動産を抱えるお客様、自宅が空き家になりそうなお客様にどんな相続アドバイスを行えばよいか紹介する。
1 地方に売れない不動産を保有するお客様への対応
相続人に所在や現状を伝え管理方法の検討を促す
近年「親から相続した不動産を相続放棄したい」といった相談が増えている。多くの場合、バブル期に購入した田舎の農地や山林、別荘地の価値が下落して売却や寄付もできないのが原因だ。固定資産税や管理費等の管理維持費だけが積み重なり、相続人が誰も所有したがらないのである。
このような場合、相続人には相続放棄という選択肢があるが、不要な不動産だけを都合よく放棄するのは難しい。預金などほかの財産もすべて相続放棄するか、不要な不動産も含めて相続するかの2択になってしまう。
不要な不動産の相続を避けるにはどのような対策を行うべきか、以下でみていこう。