ここがポイント! 令和4年度の税制改正【9】
(画像=PIXTA)

Q 融資稟議書はなぜ必要ですか。スムーズに決裁を得るには何を書くべきですか

A 決裁者が納得できる内容が大切です。必要な情報や段取りを押さえておきましょう

本連載では、金融機関の法人融資担当者にとって必須となる融資稟議書の作成方法について、作成前後の段取りを踏まえながら解説していく。

まず稟議書とは、担当者が決裁者に判断を仰ぐ趣旨で作成されるといえる。「(決裁者に)融資の可否判断をお任せします」ではなく、「融資したい私の考えに、同意できるかどうか判断してください」という意味だ。

この趣旨を理解せずに作成を進めるとどうなるのか――同じ企業の案件に対して2つの銀行が対応した例を挙げて説明しよう。

●折り返し資金の事例