女性,説明
(画像=PIXTA)

質問

お客様に良い印象を与えるにはどんな営業ツールが有効ですか。またそのような営業ツールを作成・活用するときのポイントも教えてください。

もっとお客様から信頼してもらえたら思い切ってヒアリングできるのに――個人営業を担当していて、こう思ったことがある方は多いだろう。そんなときに役に立つのが左のページのような「自己紹介シート」である。

お客様との信頼関係を築くためには、まずは相手に「自分がこんな人間だ」ということを知ってもらう必要がある。シートを積極的に活用することで、お客様に自分のことを理解してもらえるのだ。

シートには、名前やニックネーム、出身地や仕事の内容から、人に話すことができる範囲の趣味や休日の過ごし方などを記入しよう。信頼関係は「この人なら大丈夫」とお互いが思えることで構築されるため、なるべく相手の警戒心を解き安心感をもってもらえる内容を記載するのがコツだ。

信頼関係には段階があるため、深刻な悩みやコンプレックス、世間一般的にタブーとされている政治や宗教などはここでは原則として記入しない。

笑顔の似顔絵(または写真)も載せておこう。お客様に良い印象をもってもらうことが目的のため、似顔絵は上手である必要はなく、「話しかけやすい」と思ってもらえればよい。

また伝えたいメッセージも記入しておくことで、話さなくても自分自身の気持ちを伝えることができる。入行(庫/組等)のきっかけや仕事における今後の目標などもお客様から共感してもらえることが多いため、掲載すると効果的だ。

自己紹介と同時に情報収集も進める