
(画像=PIXTA)
為替とどのように関係しているのか、日銀の政策を改めて整理してみたい。
数年前まで、金融市場では金融危機や地政学リスクが高まった局面で資産の逃避先として買われやすい通貨といえば、円だった。ところが、ロシアによるウクライナ侵攻の局面では、むしろ円安が進んだ。3月28日には、およそ6年ぶりの円安水準である1ドル=125円台となったことが注目を集めた。
この根本的な要因には、日本銀行による金融政策の影響がある。以下では、改めて日銀の金融政策の基本を紐解くとともに、今後の為替相場をどのように読んでいけばよいのか整理してみたい。