スタートアップ
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コロナ禍のいまこそ挑戦する経営者の「夢」を支援しよう

金融検査マニュアルの廃止により注目されている事業性評価融資。まだまだ融資慣行として定着するには時間を要するかもしれないが、そう長く時間をかけられない。多くの企業がゼロゼロ融資による緊急時の一時しのぎから次に向けた取組みを行う段階に差し掛かっている。地域金融機関は事業の理解を深め、未来の付加価値創出に向けた支援へ、一歩を踏み出すときである。

中小企業は、終わりの見えない新型コロナウイルスの感染拡大や、カーボンニュートラル・DX化への対応など、打撃と変革の渦中にあるといっても過言ではない。こうした環境変化に耐え抜くためには、長期ビジョンが重要だ。そのビジョンに向けて、これからの価値を生み出す仕組みを構想する——すなわち「経営をデザインする」ことが大切である。

この考えのもと内閣府から公表されたのが『経営デザインシート』だ。これは環境変化に耐え抜き持続的成長をするため、長期的な視点でこれからの自社のありたい姿を構想し、いまからやるべき戦略を策定する思考補助ツールである。

これまでの延長線で将来を考えても、コロナ禍ではなかなか大きな夢を描くことは難しい。しかし、金融機関の担当者には、例えば「5年後にどうなっていたいか、夢を語ってほしい」と経営者へ問いかけ続けてもらいたい。1〜2回の質問で諦めず、続けることで初めは遠慮がちであった経営者が、いつしかワクワクするような熱い想いを語り始めることがある。高齢の経営者であれば、この質問を事業承継の入り口としたり、後継者との対話に活用したりすることもできる。

近代セールス
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未来からバックキャストし事業計画を策定支援