
(画像=UpU)
若年層の金融リテラシーの向上や次世代取引につなげるために、行職員が押さえておきたい金融・経済にまつわる知識などについて、教育関連現場の視点も交えて紹介します。
今回は、「家計管理」について解説します。皆さんは家計簿をつけていますか。何だか面倒臭いと思うかもしれませんが、今は色々な家計簿アプリがあり、見やすいグラフで収支や自分がどのような出費が多いかを示したり、レシートを読み取ったりと多様な機能もあります。
「将来のために、賢くお金の管理や資産形成をしていきたい」という人には、家計簿を使った家計管理を勧めてみるとよいでしょう。
家計管理の基本は主に3つに分けられる
家計管理の「基本のキ」は以下の3つです。
- ①自分の支出を把握すること
- ②自分の収入を把握すること
- ③収入から支出を差し引いた残り (収支)をプラス( 黒字)にして、その黒字分を貯蓄すること
①自分の支出を把握すること
まずは、自分がどんなことに、どれくらいお金を使っているかを確認します。
その際、いくつかのカテゴリーに分けると、自分の支出の傾向がわかります。主なカテゴリーは図表のようなものですが、支出の実態や自分の感覚に合わせて、項目を調整するとよいでしょう。冒頭で触れた家計簿アプリを使うと、この作業がぐっと楽になると思います。はじめのうちは、分類を気にするよりも、大まかな傾向をつかみ継続することが重要です。