ESG投資
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「アウトロー戦略」とは、会社に隷属しない生き方のことである│と前回述べました。それは会社や金融業界に悲観的になることではありません。むしろその逆です。

「この業界を、そしてあなたが属する会社を良くするために、自分から外に通じる世界へのドアを開き、会社の内と外を自由に往還する存在になる」という戦略なのです。

そのために最初に皆さんに考えてほしいのは、「我が国の金融環境は激変の時代を迎えている」などと言われ続けながら、金融機関を、そしてあなたを囲い込んでいる「支店中心のプッシュ型営業」「ノルマ至上主義」といった業界の「文化」「制度」「慣習」は、なぜ変わらないのだろうかということです。

それはなぜか。端的にいえば、我が国においての金融機関が、融資や預金や為替といった単なるバンキング機能以上の、見えない役割を社会から与えられているためだと私は考えます。

IT技術の進展により、ほぼすべてのバンキング機能はネットでできるようになりました。バンキングは、次々とネットに代替されています。銀行が束のように持っていたバンキングの機能を、IT企業は外側からやってきて、その束をほどき、〝単品化〞してITで置き換え、持ち去っているのです。

アンバンドリングが進行している