
(画像=マハロ/PIXTA)
金融実務の基本となる預金や為替業務の手続きのほか、それらにかかる関連法制の概要や背景にある規定などについて、毎回クイズを出題します。解答のための解説を読んで実務に役立てましょう!
【預金編】一昨年施行の改正民法により預金規定が位置付けられたのは?
ア 共通約款
イ 定型約款
商取引は「契約自由の原則」の下、当事者同士の自由意思によって個別に契約内容を取り決めて取引を行うのが原則です。しかし金融機関は不特定多数のお客様と様々な取引をしているため、原則のようにその都度個別にお客様と契約内容を取り決めることはできません。
そこで、あらかじめ金融機関が定めておいた契約内容を、お客様がそのまま受け入れて取引を開始するという方法が採られています。このように事前に契約当事者の一方が提示した契約内容の変更・修正が行われずに締結される契約のことを「付合契約」といいます。つまり各種の預金契約は、付合契約に該当します。