
(画像=PIXTA)
取引先中小企業は目下、経営環境の劇的な変化と様々な下振れ圧力に悩まされている。本特集では、いま全方位的に求められる事業者支援のための基本姿勢とノウハウを解説する。
先を見据えつつ目の前の課題へ着実に対処する姿勢でサポートしよう
円安トレンドが世相を席巻している。一時は対ドルで131円台前半まで安値を更新し、ところどころの一服感はあっても、中期的な円安傾向は維持される見通しがある。量的緩和の縮小・利上げが米国で急速に進んでいることが主な理由だ。
対ドルについては、米国でインフレ抑制や景気減速の観測が生じるようなら長期的な円高材料となるが、日本は貿易赤字の解消が見込みにくいなど、当面は円買い材料に乏しいとされる。ウクライナ危機をきっかけにした原油等資源高、また半導体をはじめとする供給不足の動きも大きく関わっているからだ。