
(画像=PIXTA)
Q お客様と担保権設定契約を締結する際に、注意すべきポイントを教えてください。
A お客様目線に立ち、担保や物上保証の意味に注意して説明しましょう。
担保物件について、金融機関から売却を勧められた人や競売申立を受けた人からしばしば相談を受ける。相談者は金融機関に対して強い不満をもっており、すでにトラブルに発展しているケースも多い。金融機関からしてみれば、担保権者として当然の権利行使をしているわけだが、お客様側は「貸しはがしの被害にあっている」と捉えているのだ。
筆者は、こうした事態に陥る原因は、担保権設定契約時の説明不足に尽きると思う。そこで今回は、営業店担当者として知っておくべき担保権設定契約時の注意点について説明したい。