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2 返済原資以外の着眼点
事業の見通しや企業の体力に着目して把握
ここまでは、シンプルに設備投資がもたらす利益に焦点を当てて見極め方を説明してきた。ただ、設備資金は運転資金に比べて金額が大きくなりやすく、回収までの期間が長いという性質上、金融機関は企業の設備投資計画の妥当性を総合的に検討する必要がある。設備資金融資の稟議書にも必要と考えられるポイントとして、投資する事業の妥当性、企業体力、資金計画の3点について述べていこう。