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手を尽くし自行庫で検討したものの、取引先の希望通りの融資はできないことが決まった…。そんなときに、できる限り穏便に対応するための工夫を解説する。
1 やむをえずお断りする際はここに注意しよう
融資案件が自行庫で検討して否決となった場合は、申込みを受けていた企業に結果を伝える必要がある。
否決という結果が分かったとき、最も大切なのは「できる限り早く伝える」ことだ。新規事業や新社屋建設といった資金の場合は比較的時間に余裕があるかもしれないが、運転資金の融資などは、目先の資金繰りに影響して企業の存続に関わる可能性がある。
この「できる限り早く」という感覚は、取引先と金融機関とでギャップがあるため、なおさら意識すべきだろう。