営業担当者も知っておきたい!担保不動産の評価と対処法
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Q お客様に「なぜ担保物件の評価がこんなに低いのか」と聞かれました。どう対応したらよいですか?

A 担保物件がどう評価されているのか、仕組みを丁寧に説明することで、お客様の納得を得やすくなりますよ。

経営環境が厳しい中、不測の事態に備えるために資金を借りたいと考えるお客様は多い。お客様は少しでも多く調達したいと考える一方、金融機関との間で担保評価の金額をめぐる見解の相違が生じやすく、営業店担当者は悩ましいことだろう。

対応が難しいのは、やはり想定よりも評価額が低い場合だ。お客様は「融資をしたくないから低いのか」「こんなにも低評価なのは銀行員に不動産知識が足りないからだ」などと誤解し、「大事な不動産が適正に評価されない」と感情的になった結果、他行庫で借りるという場合も多い。こうした面の対策として、担保評価の算出方法とお客様への対応方法を説明する。

市場価格と融資可能額は別物