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渉外担当者の仕事に付随する目標や期日管理について、担当者としての向き合い方・行動ノウハウなどを解説する。
❶「営業の仕事」についてまわる目標・数字にはこう向き合おう!
営業職のミッションは「収益を稼ぐこと」で、その稼ぐべき収益等が目標の数字として掲げられている。目標の数字を大きく上回るほど高確度の案件があるなら別だが、多くの場合「年度目標を達成できるかどうかは常に分からない」ものだ。
どんな仕事でも、不安に感じるのは「先が決まっていない」ことが主因である。多かれ少なかれ、皆先行きを気にして仕事をしているわけだが、「不安な状態に対して不安になる」必要はない。どちらかといえば、不安は「やらなければならない」と考えていることのあらわれで、目標達成を放棄していないことの証左でもある。
つまり、不安の存在自体は悪いことではない。「不安になっている自分の現状を受け入れる」のがスタート地点と認識したい。そのうえで乗り越えることを考えよう。
大学を受験する高校生が一番不安に感じるのは、「受験することだけ決まっている段階」「勉強を始める前」の状態といわれる。勉強を続けているとき・試験を受けているときは一所懸命に集中しているので、不安を感じている余裕もない。「頭で考えているだけで、勉強や受験という行動の全体像が分からない」から不安が大きくなるのだ。
ここからいえるのは、「まずは動き始めることが大切」ということだ。