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「アイドルが青年実業家と結婚。年商5億円!」といった記事が、スポーツ紙の一面を飾ることがあります。それを見た読者は「その青年実業家はお金持ちなんだな」と思うかもしれません。
実はここでいう「年商」とは「収益」を指します。収益とは事業を行うことで得られた経済価値であり、一般的には売上高のことです。釈迦に説法ですが、売上と利益は異なるものです。
利益は、「収益(売上)-費用」で求められます。収益以上に費用がかかっていればビジネスとしてはアウトです。よってその青年実業家がお金持ちかどうかは記事からはわかりません。
利益には数種類ありますが、特に時系列で重視すべきなのは売上総利益・営業利益・経常利益でしょう。